旅行・地域

2017年5月 6日 (土)

ピラ砂丘に立ってみた( ※昨年末 )


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( 昨年末の話だけど )

このテロ騒ぎのなか、またまたフランスへひとり旅をしてきた。

今回の旅はフランス南西部、アキテーヌ地方。
ボルドーを中心に、ワイナリー巡りをしたり、
電車やバスを乗り継いで砂丘へ行ったり、
TGV (といってもほぼ鈍行)で3時間半かけてカルカッソンヌまで出掛けたり。

毎日足が棒のようになり、ホテルで泥のように眠るの繰り返し。
でも、こんな体力勝負の旅、あと何回できるかわからない、
と思いながら、アクティブじゃない人間なりによく動いたと思う。

朝の冷たい空気のなか目的地に向かうのがすごく新鮮だった。

それと、食。
高いレストランじゃなくともボルドーはどこも美味しい。
わたしは毎日どこかしらで鴨のコンフィを食べたのだけど、
実は日本では鴨肉が大嫌いだった。

フランス来ればみんな鴨好きになるのでは?
というぐらい、外れがなかった。

ワインも日本では白ばかりなのに、
外国で肉をガツガツ食べていたらいつのまにか赤ワインののとりこに。

人間て、というか、わたしって単純だなーと。

そんなこんなですっかり南西部のファンになってしまったわたし。
次回はみんなでいこうよ! と家族を誘うも、

「 俺もう一生フランス行かなくていいから‼ 」

とつれない息子‥
( 前回の家族旅行が嫌だったらしく )

ふん、お前はうちでゲームでもしとれ!

旅程の最後はやっぱりパリに向かって、
一区のホテル(便利だけど最強に狭い!)に2泊。

いつもは夜の外出は控えるのだけど、
ホテル脇にカフェがあったので、
治安の心配もなくパリではじめての夜カフェができて幸せだった。 

霧の中のロワールも幻想的だった。
ガイドさんも、語学頑張ってと励ましてくれたし。


基本的に自分で手配したから行く前から疲れてた面もあったけど、
無事帰ってこられてよくぞやったという感じ。

(ボルドーのツアーなんか、高くて手が出ない)


‥あれから、もう半年が経とうとしている。

早い‥ 息子は中学生になってしまった。

今年は海外を封印して勉強に励むぞーと思っていたけど、
旅行番組などをみるとやっぱりソワソワしてしまう。


ほんと、旅っていいよね‥
と、独り言のようにこれを綴っている。

さてさて、フランス大統領選はどうなることやら。

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2016年2月 7日 (日)

冬のパリひとり旅 ②

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サン・ジェルマン・デ・プレのカフェ・ド・フロール。
お隣のドゥ・マゴとどちらにしようか迷ったけど、
名前の感じでなんとなくフロールを選びました。

あー、パリにいるんだ~
とひとりムフムフしながらタルト・タタンを注文。

すんごいでかいのが運ばれてきたのでびっくりしたけど、
ほとんどリンゴなので、とてもあっさり。
ふた切れぐらい食べられそうでした。

他の人は遅いランチを楽しんでた人が多かったかな。
次回はお腹にたまるものも食べてみたいかも。
毎日ここでお茶してるひとが羨ましいなー。

ギャルソンは忙しそうだったけど、とても親切でした。

サン・ジェルマンでは、カフェのほかに、サンジェルマン・デ・プレ教会、
ドラクロワ美術館、セントジェームスのショップ
なども見て回りました。

オルセー美術館があるエリアからサンジェルマン大通りを散歩したのですが、
町並みはきれいで治安もよいと思います。
ぶらぶらしたい方はぜひ歩いてみてください。

喉が乾くとカフェのお茶がよりおいしく感じます。

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↑ ドラクロワ美術館前のちいさい広場。

 このぶら下がってるのなんだったのだろう・・?

 壁紙、インテリア屋さんの広告かなあと思っているのだけど。

 かわいいので思わず写真をとってしまいました。

 

2016年2月 3日 (水)

冬のパリひとり旅 ①

冬のパリひとり旅 ①

実は1月のなかば、一週間ほどパリへ行ってきた。

テロ騒ぎもあったあとだし、そんなに賑わっていないだろうと踏んで、
ひとりのんびり、美術館めぐりでもしてみようと思ったというわけです。

行きの飛行機はガラガラで、空いてるシートに荷物置いても注意されず。
(えっ、きいてはいたけどそこまで人気ないの、フランスって!?)

やや緊張もあったけど、着いてみたら全然問題なく人々はフツーに生活していて
安心するもちょっと拍子抜けしてしまった。

テロの現場には行かなかったけど、ふらっと教会に入り、
平和をお祈りしてきた次第です。

さてさて、私が宿泊したのは、9区のカデ通りにある オペラ・カデというホテル。
このカデ通りは、移民系のひとたち(中国系、イタリヤ系、イスラエル系‥)
が多く、小さい商店の集まりで、小腹が空いたらプチグルメが何でも揃うので有難い。

コバエが飛んでいるバー(店のマダムは全然気にしていない、繁盛している) とか、

娘さんが店の奥で宿題していたり夕飯食べたりしている中華系のお総菜屋さんとか。

リュクスな場所ではないけど、近所の顔馴染みがたくさんいて
みんな助け合って生きている雰囲気がとても良かった。

フリーメイソン博物館がすぐとなりだったんだけど、やっぱり行けば良かったかも。

毎日昼の暖かいうちに行動して、夕方には宿に戻り、
お惣菜やビールを楽しみつつテレビを見ていた。

場所はパリとはいえ、やることは結局おっさんなのであった。

2015年9月26日 (土)

ビッグブルーバス!!

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ロサンゼルスのバスってあんまり評判がよくない。
バスのサービスが悪いというんじゃなく、
バスの治安が、という意味らしい。

ロサンゼルスは車社会だから、
普通の人はみな車を持っているのらしい。
それに対し地下鉄やバスを利用する人たちは低所得者、
という括りになっているらしいので。

でもどうしても、ひとりバスに乗って海へ行きたかったわたし。

ダウンタウンからビッグブルーバスに乗れば
一時間もかからないでサンタモニカへ行けると知り
直前までタクシー使うかどうかで迷ったけど 
やや気持ちが勇ましくなっていたわたしはホテルからバス停まで歩いた。

サンタモニカへは、タクシーだと60ドル~なのに対し
バスはたったの 2ドル。タクシーに渡すチップより安い。
連日の交通費に悩んでいたのでバスを選んだのもある。

地図を見ながらバス停を探すものの
1ブロックがでかいのか距離感がつかめず、なかなかつかない。
おろおろしていたらたまたま通りかかった水色のバスに
でっかく 「SANTA MONICA 」 の表示が。

あっ、これだよまさに!!

と思うものの、どうやって捕まえたらいいかわからない。
サングラスの運転手さんに訴えるような目をしてフリーズしていると
明らかにバス停じゃない道路ぎわにキキーっと停止してくれた。
ドアがあき、急いで2ドル払う。
とりあえずセンキューセンキュー言いまくりの怪しい東洋人観光客であった。

バスは新しくてきれいなものである。
危ない感じはしなかったものの、地元っぽい空気に充ち溢れていて若干ディープ。
もしかしたら旅のなかでいちばんどきどきしていたかもな、
といまになって思う。怖い意味でも楽しい意味でも。

近くの席の黒人のおばさんが独り言に大ウケしながら
手元ではカチャカチャ編物を続けている。
一人で喋るのに飽きると、運転手さんの横に行き、
自分勝手なことを色々話しかけてそこでまた大ウケ。

しばらくすると今度は黒人の男の人。
ちょっとホームレス的な‥。堂々と無賃乗車してくる。
席に座って一点を見つめたまま動かない。
「 ミスター、2ドル払ってくださいよ、
 でないと動きませんよ 」
と運転手さんが言うのをしばらく無視している。
運転手さんも意地でも発車しない。
そのうち男性の乗客が、
「 2つ先のバス停までなんだから乗せてくれたらいいのに 」
というような文句を言いながら、諦めて降りていった。 

他の乗客も、好き勝手なときに運転手さんに近づいて行って、身の上話をしたりする。
運転手さんは嫌がる風でもなく、相槌をうったり笑ったりしている。

アメリカのバスって、そうなんだろうか。
すごくほのぼのしていい光景だった。

道路は朝の渋滞でなかなか海につかない。

わたしも運転手さんに近づいて、
サンタモニカプレイスの近くに行きたいのですが、
というと、笑いながら 
「 わかってるよ~ 」 と答えてくれた。

またしばらく席に着いてソワソワしていると、
運転手さんが手招きをしてくれ、もうすぐと教えてくれた。

「 どっから来たの? 」
「 日本からです 」
「 中国の近くだね 」
「 はい 」
「 サンキューは日本ではなんと言うの?
 」
「 ありがとう 」
「 アリガトウ? OKOK 」

いよいよ降りるバス停に着くと、運転手さんが
「 アリガトー アリガトー 」
と手を振ってくれた。

日本ではなかなかないフレンドリーさである。
バス、いいじゃん、みんな乗ろうよ!!

「 センキューソーマッチ、ハバナイスデイ! 」
とお礼を言い、わたしはサンタモニカへ降り立った。

街から海岸へ歩いていき、視界が開けてきたとき、
うわー、西海岸だぁ~!!
と改めて感激してしまった。

何をするでもなくほっつき歩き
せっかくだから、とサンダルを脱いで
膝から下だけカリフォルニアの海に浸かってきた次第。
海へ出るという行為で充分満喫してしまっている、ふだんはインドア派のわたしであった。

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2015年9月16日 (水)

太っ腹なアメリカのワイナリー

わたしが参加したワイナリーツアーは
テメキュラというメキシコ寄りの地域のワイナリーを3件ほど訪ねるというもの。
他に地元のファーマーズマーケットなどにも立ち寄ってくれるので

日本とは違う野菜の売られ方なんかが見物できて楽しかった。

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ツアーでつくづく思ったのは
外国の人はお酒に強い、かなり強いってことだ。
日本人は2杯ぐらいしかテイスティングしてないのに
みなフニャフニャ~っと、まさに居酒屋の宴会顔になってきてしまう。
それに対しアメリカ人はぐいぐい飲んでもへっちゃら
しかもみんな車をぶっ飛ばして ( !! ) 帰っていく‥

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でもテイスティングは強さ自慢じゃないからね。
明るいうちから飲める幸せをじっと噛み締めるのもいいんじゃないか?
いや、冗談抜きでほんと、幸せですから!

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というか、わたしはお酒こそ明るいうちに飲んだ方が健全じゃないか、というタイプ。
夜だったら何をやっても無礼講、みたいな雰囲気があまり好きじゃないから。
昼のみ派は意外と自分なりのルール守ってますよ。

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↑ こんなテラス&景色が自宅にあったらなぁ、くふふふ‥
しかし乾いた大地によくもまあブドウ畑を作ったよなぁ~

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お昼のサンドイッチにはローストビーフが挟んであるのです。
うーまた食べたい!ワインと同じぐらい恋しくなる美味しさだったなぁ~

ワイナリーへはなかなか、ロサンゼルスから足がないと行けないから
オプショナルツアーに参加して大正解。

わたしは欲を出してフランスのボルドーにもやっぱり行ってみたいよなぁ、
なんて早速思っているのだけど。
アルコール中毒ならぬ、ワイナリーツアー中毒かもね。
そのぐらい充実のツアーだったので。 

ちなみにどこも15ドル~のチケットを買えば5、6杯のテイスティングができるし、
ツアーだと1ヶ所分はツアー代に含まれてるからお得なのだ。
今回のはでかいサンドイッチも込みなので嬉しい限り。
日本人は強がらず、きちんと胃に食べ物を入れてから飲むべきだと思う。

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↑ これは上の写真とは違うワイナリーなのだけど、
突然の砂嵐がきて思わず写真撮ったというやつ。
メキシコっぽーい、とかいって呑気に感動しているわたしだったが、
ガイドさんは大慌て ( 当たり前か‥ ) だったのが印象に残っている。

ほんとに一瞬のことで、滅多にないことらしい。
運が良かったと自分では思っているのだけど。

2015年9月15日 (火)

ロスから無事に帰国

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おととい夜、ロサンゼルスから無事帰国。

わたしが太陽のしたで暑さと格闘しているころ、
日本では異常な大雨で洪水の被害があったなんて。
ロスはもともとが砂漠で無理に開拓した場所だから
水不足にならないように湖 ( 貯水地 ) を作っている。
雨は滅多になく、降ってもすぐにやんでしまう。
自然とは人間の都合通りにはいかないものだとしみじみ思った。
日本にたまった水をどこでもドアで運びたい気持ちになる。

さて今回は旅行会社のパッケージでホテルと航空券を手配してもらったのだけど
( なんたって初めてのアメリカだから )
4泊6日のスケジュールでも実質遊べるのは3日半。
最初は十分と思っていたけどやはり5日ぐらいは滞在したほうがよいかもと思う。
目的を絞っても、移動にそれなりの時間がかかるし、
渋滞(!!)などで予定通りにいかないうえ、暑さで体力も奪われるので。
また目的地が期待はずれだったり、
期待してない街が案外よくて長居したくなったり‥ 
予定がタイト過ぎると融通がきかないので、日数は余裕があるといいと思う。

私の場合、丸1日単独な日もあったし、
現地のオプショナルツアーに申し込んで
近郊のワイナリーや天文台に連れていってもらったりもした。
どこから計画していいかわからないは人は現地ツアー丸投げも悪くないかも。

しかし3日半でよくあの広大な土地をまわれたな‥、と
ちょっと自分に感動、しなくもない。
もともと面倒くさがりでのろまなのに‥
なんやかやと毎日動いたのが不思議。
そういう人こそ勢いで行動すべきなのかな。
このグズクズの私でもかなり充実した旅ができたので
他の人ならもっと楽しくまわれるかと思う。

もう若くないから無茶はしないしなぁ。つうか、できないし。
ホテルのバーカウンターでビール飲んだりはしたけど
夜のダウンタウンへ繰り出すなんてこともなく、
部屋でゆったり、次の日に備えてガイドブックみたり、
ホームドラマみたりして。
休むことは動くこと以上に大事かなぁと。

とにかく無事に帰ってこられてよかった。

時差ぼけなのか、早朝に目が覚めてしまい、
ぶつぶつこんな日記を書いていますが。

日本のひんやりした秋の空気を吸ったら急に食欲のスイッチが入ってしまった。
昨日はさっそく、大鍋に豚汁を作り、さんまのお刺身と炊き立てのご飯を食べた。
温かい日本食に満足すると、まだ9時というのに爆睡してしまったのでした。

 

2015年9月 8日 (火)

L.A旅 荷造り終了。

まったくなんの縁もゆかりもないロサンゼルスへの旅行。

いよいよ今夜というか、深夜0時過ぎの便で出発なのだけど

東京はあいにくの雨。 主人が会社から帰ったら

池袋まで車で送ってくれるという。 うー、ありがたや。

いつもながら、優しすぎて妻をあまやかしまくりの夫君なのであります。

荷造りはあれこれ考えて、結局最小限のものに。

スーツケースの半分以上がスカスカにあいている。

Tシャツ数枚と、Gパン1枚。 もしかすると一回ぐらい、

ちょっとおしゃれ~なレストランに入るかもしれないので

シフォンブラウスとスラックス、パンプス。

基本は毎日サンダルで歩くってことで。

( 日本にいるアメリカ人なんかまさにそんな感じでしょ・・? )

今回の旅は、大きな美術館をふたつ訪れる予定で

あとは天文台と、ワイナリーをめぐる小さいツアーに一日だけ申し込んである。

もう予定しただけでけっこうお腹いっぱいのわたしだ。

それと、前回のフランスのときもそうだったのだけど、

ちゃんとビビらずに、地下鉄やバスに乗れるようになること・・

ロスは車社会だから、まあタクシー代がかかってしまうのは仕方ないのだけど、

目的地に行くときだけでも、バスや地下鉄、がんばってみたいところだ。

わたしのホテルはダウンタウンにあり、そこから海(サンタモニカ)まで

タクシーだと日本円で6千円?ぐらいなのに、バスだと2ドル(約200円)。

安全を取るか、安さを取るか。 知らない土地だし、気を揉んでしまうわたしなのです。

現地の情報集めに必死になり、英会話的なこともなんのおさらいもしていない。

飛行機でブツブツ練習するしかないな。 とほほ。

でもなんか心は開放的。 カリフォルニア・・ヤシの木が立ってるんだっけ?

フランスは大陸(つまりほとんどロシア上空)を渡っていくイメージだけれど、

アメリカは大きな海を渡っていくのだものね・・。

大きなハンバーガーをたべて

スケールの大きな人間になって帰ってくる予定です。

ちょっと今より大股で歩くようになっているかも・・てゆーかその程度。

2015年8月 6日 (木)

L.A.ってどこにあんの?

先日、意を決してJ●Bに行ってきた。

旅のバーゲンセールをいろいろ見に・・

って、また海外に行くんかいと突っ込まれそうだけど、

そう、また行くつもりなんですね、さすらいの一人旅に。

今回は9月を予定していて、最初はベトナム(安いから)を考えていた。

しかし、なんかちょっと腹を壊しそうだな、やめておこうか、

日本の奈良でいい宿に泊まろうか、衛生的だし、とか・・。

破格のアウトレット学生向けロサンゼルス7万9000円!なんてのも見つけてしまったし。

でも奮発してまた大人のパリにも行きたい・・、等々、

考えがぐるぐる巻きになってしまい、寝苦しい夜が続いた。

わたしは海外はフランス (過去2回) しか知らないので、

他国と比較しようがない。 ちょっとこりゃあ代理店に力を借りよう、

と思って、バーゲンのパンフを束ねてカウンターへ向かったというわけだった。

「 や、安いのを考えています、迷っています 」

と開口一番打ち明けると、担当のお姉さんは 「 はぁ 」 と苦笑していた。

ベトナム、ロサンゼルス、パリ の3つを持って行ったのだけど、

自分でも 「 ずいぶんバラバラやんけ 」 と思う。

どれにもそれなりに興味があって、決められないのである。

「 ベトナムはお手頃でフライトも短いですし・・ 」

とお姉さんが営業を始めたので、わたしは率直に訊きたいことを訊いてみた。

「 雨が一日中降ることはありますか? 」

「 ええと、降ることはありますが、一日中・・というのは無いと思います・・ 」

「 食べ物でお腹を壊すことはありますか、たとえば、飲み物の氷などは?

 氷は食べてはいけないというのはほんとうですか?! 」

「 ええと、そうですね。 たまに、若干そういうこともあるかと思います・・ 」

ちょっと長い沈黙があったので、わたしは次にフランスはパリのパンフを出した。

「 これ、基本11万9800円ですけど、ひとり参加でホテルグレードを少し上げて、

 羽田発着便を選んだとすると、概算は・・?」

「 そうですね7日間ですと最低でも概算20万弱はかかりますね 」

「 そうですか・・7日間いたとしても、滞在に20万じゃ、お買いものの予算がちょっとね・・

 いるだけならいいんですけどね、なにもできないし食べられないですもんねわたし・・ 」

「 あ、え、まあその、あはは (お姉さん苦笑) 」

再び、長い沈黙があり、わたしは一番優先順位の低いロサンゼルスについて

最後に訊くことにした。 (この時はまだ奈良のほうがいいかな、と思っていた。)

ところでロサンゼルスってどこにあるんだろう。

サンフランシスコとどうちがうんだろう。

カリフォルニアっていうのは、州なのか、街なのか。

「 ロサンゼルスなんですけど、・・・あの、たとえばそこには何がありますか? 」

すると、それまでめんどくさそうにしていたお姉さんが、

ロスの件になって初めて能動的にというか、いろいろ詳しく話し始めた。

たぶん自身でも何度か遊びに行って気に入ったところなのだろう。

かなり見どころが多いというのをアピールされた。

買い物も食べるところも沢山ありますよ、

6日間あればもう、みなさん満喫されて帰られますよ、

○○ストリートがとにかく人気で・・・、雨の心配もほとんどありません!

わたしはロサンゼルスがどこにあるかわからないのに、

「 へー、楽しそうですね 」 と気持ちがだんだん楽しくなってしまい、

なんだか行く方に気持ちがシフトしてきてしまった。

元値が安いから、ホテルを格上げしてもそんなに高くない。

「 では、ロサンゼルスで 」 と、勢いで決めてしまった。

もう代理店の閉店時間は過ぎており、お姉さんは手早く手続きを進め始めた。

「 決まってよかったですね!! 」

とお姉さんは笑顔だったが、正直めんどくさい客だったことだろう。

わたしはこれから、ロサンゼルスについて (たとえば位置など) 学ばなければならず、

中学生程度の英語も記憶の底から掘り起こさなければならない。

しかし勝手な夢はつのるばかり。 よくわからないが、

タンクトップに半ズボン、サングラスにビーチサンダルのわたしが、

大きなハンバーガーを食べている、という光景が浮かぶ。

いまのところ、それしか想像ができない。

というか、それができたらもう、十分じゃないだろうか。

アメリカ人がそのほかに何かやっているとは思えない。

家に帰ってさっそく、

「 ママ、来月アメリカにいくことになったの 」

と息子に伝えたところ、息子はわたしに背を向けてゲームをしながら

「 てゆーか、なんで? 」 と言った。

「 ママもよくわからない 」 とわたしも答えておいた。

わからないがすばらしい日々が待っているような気がする。

あくまで、気がする、のである。

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